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導入事例

CASIO Business : Case Studies[導入事例]
ページプリンタ
三浦藤沢信用金庫様
2006年9月21日掲載
カラープリンタの利用開始にあたり信頼性の高いカシオのカラーページプリンタを採用
横須賀市をはじめとする三浦半島全域、および藤沢市や横浜市などを中心に45店舗を営業する三浦藤沢信用金庫では、事務書類におけるカラー化ニーズの高まりを受け、カラーページプリンタの導入に着手した。まずは導入の端緒として、カシオが2006年6月に発売した新製品である「SPEEDIA N3500」を選び、既存のモノクロページプリンタと併用し始めている。
 
カラープリントのニーズが高まりページプリンタを検討
三浦藤沢信用金庫 事務部
部長 成岡啓二氏
今回、SPEEDIA N3500を導入したのは、三浦藤沢信用金庫の中で事務など多様な業務を担当する事務部である。事務部では、各店舗に対する事務指導、規定作りなどから、出納、為替、自動振替、資金といったオンライン処理系の集中管理などを受け持っており、さらに最近ではシステム部も併合され、合計で60名弱の組織となっている。

これまで事務部では、数台のモノクロページプリンタを主に使ってきた。

「今までは、業務で使う印刷出力はほとんどモノクロで済んでおり、カラー印刷が必要になることは少なかったので、インクジェットプリンタで対応していました。しかし最近では、カラーでないと困るケースが増えてきています。例えば会議資料などは、カラー化で説得力が出ることから多用されるようになってきましたし、OfficeドキュメントやPDFなどのデータとして外部から送られてきた資料もカラーを前提として作られたものが多く、モノクロで出力しても分かりにくいのです。また、新しい通帳のデザイン画像なども、カラー印刷でなければ現場に伝わりません」と、部長の成岡啓二氏は言う。

カラー化ニーズの高まりに、いずれインクジェットプリンタだけでは対応できなくなってくることが見えてきたのだ。

「このようなカラープリントのニーズの高まりを受け、まずは試しにカラーページプリンタを使ってみようと考えました」(成岡氏)

具体的な検討を開始したのは2006年2月頃だったという。まずは、各社の製品を資料ベースで比較した。しかし成岡氏は、実際に使ってみて検討していく方針を打ち出した。

「カタログでは分からない部分も多いですよね。仕様の数字の上では大きな違いもないですし。しかもこれまで、PCや周辺機器は1社に統一していたから、他社製品の使い勝手が分かりません。そこで、他メーカーの製品を使ってみて、それが良ければさらに使ってみようと考えました」

実際に使ってみて、メーカーの特性を把握していくという計画である。
 
プリンタの導入にあたり丁寧なアドバイスをしてくれたカシオを選択
▲今回の導入に際しては、
A3プリントに対応していることも重視した
成岡氏は当初、A4サイズまでの印刷に対応したカラーページプリンタを導入するつもりだったという。普段はモノクロページプリンタをメインで使うのだから、A4でも十分だと考えていたからだ。

「しかし、何度も足を運んでくれたカシオの営業スタッフからは、業務で使うのならば、A3対応のプリンタのほうがより発展性があると、アドバイスを受けました。また、大は小を兼ねるし、A3対応なら支店に配布するポスターなども出力できるといった声も、現場から上がりました」

結果として成岡氏はA3プリントに対応したSPEEDIA N3500の導入を決定した。

なお三浦藤沢信用金庫では、人事部でカシオの人事統合システム「ADPS」を使っているほか、最近では会議用としてカシオ製のプロジェクターとマルチプロジェクションカメラを導入しており、またカシオの手形小切手発行システムの導入も決定している。

「比較的新しい付き合いではありますが、最終的にSPEEDIA N3500に決定したのは、親身になって提案してくれるカシオの営業スタッフへの評価によるところも大きいですね」(成岡氏)

▲筐体がコンパクトなため、
フロア中央に違和感なく設置できる
現在SPEEDIA N3500は、既存のモノクロページプリンタ1台とともに、事務室中央に設置され、LAN上で利用可能な状態になっている。

「今回の設置はカシオ任せでしたが、A3対応カラーページプリンタで業界最小・最軽量クラスということですから、自分たちでも手軽に設置場所を変更できます。LAN接続などもスムースに終え、PC上で出力先を設定するだけで、カラーでプリントできるようになりました」(成岡氏)
 
当たり前に動作することを求められる中でトラブルもなく使いやすいと評価
「今のところ、特にトラブルはないですね。N3500は、また使い勝手も良いと思います。紙詰まりなどのちょっとしたトラブルの対処はユーザー自身でできるようになっていますし、そのマニュアルも分かりやすいので、対処が簡単です。プリンタのような機械は、自然にフロアに置いてあるという感覚でなければ駄目ですよね。プリンタは、印刷が出て当たり前、テレビなどの家電と同じくコンセントを入れれば使えるのが当たり前、長く使えて当たり前と考えていますが、その意味では十分にこちらのニーズを満たしてくれています」と成岡氏はSPEEDIA N3500を評価している。

なおSPEEDIA N3500は、オプションでICカードリーダーに対応したセキュリティ機能も備えている。

「今はワンフロアのネットワークでしか使っていないので導入しませんでしたが、今後他の部署と接続して使うことも考えており、そうなれば豊富なオプション機能を備えるSPEEDIA N3500の拡張性が生きてくるでしょう」(成岡氏)

昨今では、金融機関でもシステムのオープン化が進んできており、PCやプリンタも、基本的には規格さえ合えばどんな製品でも使うことができ、機器選択の自由度が高まっている。

「きちんと接続できて、価格が満足できる範囲なら、当社で使うプリンタは1社に絞ってもいいと思っています」と成岡氏は言う。その1社が、カシオになる可能性は低くない。
今後の展開としては、カラーならではの活用も積極的に行っていこうとしているようだ。

「例えば、店に掲示する貼り紙の類については、昔は事務部で印刷して各店舗に配送していましたが、最近ではメールで送って各店舗で出力しています。全店にカラープリンタを置けば、それを全部カラーで出せるようになると考えています」(成岡氏)
【導入製品・ソリューション】 カラーページプリンタ SPEEDIA N3500
【関連製品・ソリューション】 ICカード認証セキュリティツール SECUREGATE CD