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導入事例

CASIO Business : Case Studies[導入事例]
ハンディターミナル・PDA
Figleaves社様
2006年9月14日掲載
倉庫における在庫管理、商品ピッキング、出荷など、すべての業務にカシオのモバイル端末を採用
英国のインターネット小売店、Figleaves社は、ケンブリッジ近郊のハーバーヒルに新設された倉庫において、操業開始当初より、搬入と保管、在庫管理、順路に沿った商品のピッキング、出荷など、携帯端末を必要とするすべての業務に カシオのIT-500M30Rが採用されています。
 
Figleaves社
▲バーコードを読み取って出荷する商品をピックアップ。
Figleaves社は、サイズ、好み、予算などお客様のあらゆる要望に応えることを理念に、下着・靴下・水着のオンラインショップを展開し、ネット上で手軽にショッピングを楽しんでもらえるよう努めています。同社の小売事業における高い実績と最先端のオンライン・ショッピング技術を結びつけた取り組みは大きな成功を収め、顧客数は大幅に伸び、英国のインターネット小売店の上位20位に選ばれました。現在、独自のコールセンターと配送システムを通じて世界66ヵ国に商品を出荷し、積極的に世界規模での事業拡大を進めています。
▲Figleaves社が新倉庫に導入した
IT-500M30R(前面)
この事例に使われたカシオのハンディターミナル
「IT-500M30R」はスマートな形状でありながら耐環境性能にも優れ、業務用のレーザースキャナを標準装備した高い機能性を特徴としています。
 
システム構成と運用
IT-500M30Rは、Microsoft .NET Frameworkアーキテクチャで構築された新しいコンポーネントベースのシステムと、Microsoft SQL Server Databaseを使用しています。

Microsoft .Net Compact Frameworkを基盤として開発したモバイル・アプリケーションをCASIO IT-500で稼働させ、Global Logistics Managementアプリケーションサーバと802.11b規格の無線LAN経由で通信する事によって、倉庫内で在庫の有無や保管場所を確認したり、注文のあった商品をピックアップするといった作業の柔軟性と機動性を向上させたいというニーズに応えました。

このハンディターミナルは現在、倉庫への搬入と保管、在庫管理、順路に沿った商品のピッキング、出荷などあらゆるシーンで利用され、アプリケーションはすべて、中断した作業を容易に再開できる設計になっています。たとえば、担当者が台車を用い、大量の注文に対する商品のピッキング作業を途中で止めた場合でも、別の担当者が台車のバーコードをスキャンするだけで作業を引き継ぐことが可能です。ピッキング作業を引き継いだ担当者のハンディターミナルには、当初の担当者が作業を中断した際の画面と同じ情報が表示されます。
 
ケンブリッジ近郊のヘーバーヒルに新設された倉庫では、Figleaves社のロジスティクス管理ソフトウェアが使われており操業開始当初より、携帯端末を必要とするすべての業務に カシオのIT-500が採用されています。

担当者はIT-500を使って倉庫への搬入記録、ピッキング棚への在庫移動、注文のピックアップ、出荷まで一連の作業を行います。高速無線LAN通信を備えた携帯端末とMicrosoft .NET Frameworkを組み合わせたことで、Figleaves社の事業拡大を支える効果的なソリューションが生まれました。
▲Figleaves社の配送センター
▲棚に分類された在庫
 
カシオのハンディターミナルによる改善
Figleaves社では、高速で使いやすい在庫管理ソフトウェアを導入したことで、倉庫内のすべてのコンテナをスキャンし、内容を確認できるようになりました。種類の違うコンテナが混在していた場合、中身の詳細までつき止めることが可能になり、商品のバーコードをスキャンするだけで、誰でもすぐに在庫の位置を特定することができます。
この新しいピッキング・アプリケーションと、出荷商品に適した箱のサイズを計算するバックエンド・ソフトウェアを組み合わせれば、注文処理時間の大幅な短縮が可能です。
Figleaves社は、このアプリケーションを使って在庫をピッキング棚に移し、週末のうちに新倉庫への在庫移動を完了させることができました。システム導入からわずか1週間で、1日あたりの処理件数はすでに旧システムを上回っています。